検索アルゴリズムを理解しよう
これまで何度もアップデートが行われてきたGoogle検索アルゴリズム。
アップデートがされる度に、検索アルゴリズムの裏を書いた「ブラックハットSEO」は駆逐されてきました。
そのため、今現在はSEO対策として有用な裏技も、今後は意味を成さない可能性が高いと言えるでしょう。
そんなSEOのことを理解するためにも、これまでGoogleが行ってきたアップデートについて理解することが大事。
この記事では以下の本に書かれていた「Google検索アルゴリズムのアップデート」について紹介します。ぜひ皆さんのブログ運営、SEO対策に生かしてください。
ペンギン・パンダの由来は?
アップデートの名前に使用されている「ペンギン」「パンダ」という動物の名前。
実はこれ、「白黒はっきりさせる」という意味をもち、グレーゾーンをなくすことが由来だそう。
ブラックハットSEOと呼ばれる小手先のSEOテクニックを潰し、ユーザーの検索体験を最適化するためのアップデートのようですね。
(1)パンダアップデートとは
2012年に日本で導入されたパンダアップデート。
このアップデートでは「コピーサイトの価値低下」「重複コンテンツへのペナルティ」「ワードサラダの無効化」というものでした。
これによって、インターネット上の情報をまとめたキュレーションサイトやアフィリエイトサイトの価値が低下することに。
ちなみに、ワードサラダとは「意味を持たない文章を羅列したもの」のこと。
言語とはキュレーションである謎の菜食主義がゆえ発見
上記の文字のように、一見文章になっていそうだけれども意味を成していないものを指します。
他サイトから被リンクを集め、ページランクを上げるためのハリボテ記事作成に使われていたようです。
(2)ペンギンアップデートとは
ペンギンアップデートでは「不自然なリンク」「SEOキーワードの詰め込み」「隠しテキスト」を対策することがテーマとされていました。
この不自然なリンクとは、意図的にページランクを上げるために被リンクを獲得しようとしているリンクのこと。
例えば、相互リンクサービスや、有料でリンクを掲載するリンクサービスがその対象。これらのリンクは無効化されたようです。
「SEOキーワードの詰め込み」は不自然なほど記事本文や様々な箇所にSEOキーワードを入れる最適化の行為のこと。
「隠しテキスト」とは背景が白の記事に、白文字でキーワードを埋め込みまくる行為のことを指していました。
(3)ハミングバードとは?
ハミングバードとはGoogleが導入した会話形検索アルゴリズムのこと。
パンダ・ペンギンはアップデートの名前でしたが、ハミングバードはアルゴリズムの名前のようですね。
このアップデートによって、語り言葉での検索が出来るようになりました。
「〜って何?」と聞くとワンボックス形式で表示されると思うのですが、これがハミングバードの効果です。以下の画像のような感じですね。

(4)Googleダンスって何?
Googleダンスとは、新しいGoogleアルゴリズムが導入された際に、検索結果が変化することを指しています。
以前は月に一回ペースのアップデートだったため、Googleダンスの影響力は大きかったそう。
ただ、現在では毎日アップデートされているらしく、よほど大きなアルゴリズムの変化ではない限り、変動しないようですね。
(5)Yahooはどんな検索アルゴリズムを使っている?
これまで要約してきた内容でGoogleのアルゴリズムについてある程度理解できたかと思います。
ただ、「Yahoo!ってどんな検索アルゴリズム使ってるんだ?」って気になりますよね。
実はYahoo!もWeb・画像・動画はGoogleから技術提供を受けているようです。ただ、地図・ニュース・ショッピングはYahoo!独自の技術を使用しているそう。
そのため、Googleのアルゴリズムに評価されればYahoo!でも上位表示される可能性は高いと言えます。
Google検索アルゴリズムにはどんな特徴がある?
ブラックハットSEOが対策された今、Google検索アルゴリズムはどのようにコンテンツを選別し、サープスに表示しているのか。
これはGoogle検索に導入されている以下2つのシステムがヒントになります。
(1)QDF(クエリ・ディザーブズ・フレッシュネス)
これは、同じような内容でも「最新の情報を掲載した記事」を上位表示しようとするシステム。
ただ、歴史や学問上の専門知識は時代の変化を受けづらいため、この限りでは無いようです。
(2)QDD(クエリ・ディザーブズ・ダイバーシティ)
QDDとは、検索順位2位以下のコンテンツは様々な種類のものを表示しようとするもの。
検索キーワードだけでは判断しきれないユーザーのニーズに合わせて、様々な種類の検索結果を表示するようですね。
このように、「情報鮮度 」と「多様性」を元にサープスが表示されるそうです。
ブラックハットSEOは使わないようにしよう
これまで紹介したGoogleアルゴリズムの変化から、検索アルゴリズムの裏を書いた施策は駆逐されてきたことが分かったかと思います。
小手先のテクニックに頼るのではなく、ユーザーが満足するようなコンテンツ作成こそが結果を近道だと言えますね。
学んだ知識を生かして、お互いブログを頑張っていきましょう。
それでは。