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【ネタバレ無】僕が映画「search/サーチ」を激推しする理由-感想と評価も

ずっと気になっていた映画「search/サーチ」

2018年10月26日に日本で遂に公開された映画「search/サーチ」。

実は今年の6月頃から、既に映画館での予告編が公開されておりまして、僕が心から期待していた作品でした。

この記事ではそんな映画「search/サーチ」を期待値高めで見た映画ファンの僕の感想と評価をお伝えします。

先に言っておきます。絶対に見たほうが良いです。

映画「search/サーチ」の概要

まず、映画「search/サーチ」を見ていない方に向けて、作品の概要をお伝えしましょう。

(1)映画「search/サーチ」のあらすじ

まずはこの映画の公式ページにあった、あらすじをご紹介します。

忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラ、フェイスブック、ツイッター… そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の自分の知らない娘の姿があった。

こんな感じ。簡単にまとめる「行方不明になった娘をSNSを通して探す父親のサスペンス・ストーリー」です。

一見どこにでもありそうな内容ですよね。ただ、まだ興味を失わないで欲しい。絶対におすすめできる映画なので。

(2)映画「search/サーチ」の特徴-①

どこにでもありそうな設定のこの映画。ただ、普通の映画とは一味違う特徴があるんです。

それが、映画全てがパソコン上の画面で簡潔するという事。公式サイトでも以下のように紹介されています。

全く新しい映画体験

100%すべてPC画面の映像で展開するサスペンス・スリラー!物語がすべてPCの画面上で展開していく斬新なアイデアと巧みなストーリーテリング。サンダンス映画祭2018で観客賞を受賞!

僕の言っていたことと全く同じことが書いてありましたね。

「でも全部PC上の映像って迫力少なくてつまらないんじゃないの?」と思う方もいることでしょう。

このあたりについては感想パートで言及するのでお楽しみに。

映画「search/サーチ」を観た感想と評価

映画「search/サーチ」の設定をご理解頂けたところで、映画ファンの僕が観た感想と評価をお伝えします。

結論から言ってしまうと、本当に面白かった。期待値高めで臨んだ僕でもさえも面白いと感じるのですから、相当面白いですよこれ。

(1)「search」のストーリーについて

この作品のストーリー、単純すぎず、ちょっと複雑なんだけどストレス無く理解できる内容になっています。

ネタバレ無しなので詳しいことは言えないのですが、自分が思い描いたストーリー通りに全然進みません。

僕は、映画を観まくるうちに、作品途中で犯人が分かってしまう能力が身についていると思っていたんですよね。

いつもストーリー上で分かる前に、数々の映画で真犯人を暴く、コナン顔負けの頭脳を見せていました。

ところがどっこい。今作では本当に裏切られました。途中まで「ほれみろ」なんて余裕をぶっこいていたんですが、どうやら僕の脳では足りなかったようです。

一見こんだけ裏切られると「いやいやストーリー的にそれはおかしいでしょ」なんてツッコミたくなるんですが、今作では「うんうん」と思わず納得してしまうような内容。

伏線もしっかりと回収して鮮やかに視聴者を騙してしまうその姿は圧巻でした。

重厚なストーリー好きな方にも、単純なアクション好きな方でも納得できるお話になっていると思います。

(2)「search」の演出について

「PCの画面上だけって見にくくない?」「インパクト薄そう」と思っている方、絶対いますよね。

僕も正直この点が不安でした。いつもハリウッド映画のアクションばかり観てきただけに。

ただ皆さん、心配無用です。ちゃんと迫力ありますし、見やすい構成になっています。

映画序盤は「ん、物足りないかも知れない」なんて思いましたが、後半そんなことが頭に引っかかる余裕なんてありません。

迫力もしっかりあるし、ディスプレイに色々と表示される様は新鮮で面白く、非常に良い演出だったと言えますね。

(3)「search」のキャストについて

今作の主人公は「ジョン・チョー」という韓国生まれの俳優さん。

映画「スタートレック」シリーズのパイロット役で登場されていたようですね。

ただ、それ以外の方は特段有名な方でも無いようです。僕も初めてみる方ばかりでした。

そのおかげか、「木村拓哉はどんなドラマに出ても木村拓哉から抜け出せない」みたいな現象は起きず、フラットな状態で映画を楽しむことができますよ。

(4)「search」の総評

最後に、映画「seach」の総評を行います。5段階で評価をするならば「4.5」レベルの評価でしょうか。

前回紹介した映画「ヴェノム(Venom)」が「3.5」だった事から考えるとかなり高めの評価です。

各映画サイトでも現状以下の通り(2018年11月7日時点)

  • フィルマークス:4.1(2719件)
  • Yahoo!映画:4.24(715件)
  • 映画.com:4.0(143件)

基本的に評価が4.0を超えると相当面白い映画なので、やはり世間からも高い評価を受ける映画だったことが分かります。

なお、今回0.5点の減点をした理由は、最後の方にキーとなる人物についての言及が少なかったから。ストーリー自体は納得できるんですが、若干「ん?」ってなる点が残されていたので。

ただ、映画の好みや老若男女問わず楽しめる作品になっているかなと。

「search/サーチ」は万人におすすめできる映画だ

映画「search/サーチ」の魅力をこの記事ではお伝えしてきました。

ちょっとでもこの映画が気になっているという方は絶対見に行ったほうが良いです。気になっていない方も結構満足できるかと。

僕は今年映画を30本以上は観てきたのですが、その中でもTOP3に入るほど、自信を持ってオススメできる映画です。

ぜひ皆さんも劇場でご覧になってはいかがでしょうか。

それでは。